楽しくよそう森に出かけたある男の子。
いつもは素手で漁をするのに、なぜか意気揚々と手に網を持って出かけました。
なぜ?
疑問は頭に浮かんだものの。
楽しいお出かけ、やほっぉ~い♪
よそう森に着いて、川に張り付き何かを探す。
探してる。
なに?
大きなザリガニをみつけて、差し出すと手に取った瞬間。
ぽぉ~~~~~ん!
投げた。
違ったの?
何を探そうとしているのかわからないまま、時間は過ぎ。
今日はもう帰ろうと言った時、怒り始めました。
なぜ?
着いてすぐに張り付いたのと同じ場所に貼りつき、何かを探しているのに見つからず、悲鳴を上げている彼。
なんで?
でも、帰る時間は迫っているので、何とかよそう森を出て帰路につきましたが、やっぱり腑に落ちず、怒り続けました。
なんでだろう?
なんでだろう?
彼が帰った後もわからずに、考えました。
そして、思いついた。
『イモリだ!』
前回よそう森にいった時、帰り際にイモリを見つけた人が「○○くん、イモリ!」と言って、しばし一緒にイモリを探したのですが、結局見つからず…
きっと彼はそのことを覚えていて、今日WINGでは「イモリを狩る」と目標に決めていたんだと気が付きました。
改めて、私たちが発するちょっとしたことも子どもの興味関心にピタッと張り付いたら、それが自然と剥がれ落ちることはないんだと思い知りました。
そして、そのことをきちんと肝に銘じておかなければ、こうやって誤解させて苦しめるんだと…
きちんと考えよう。
自分の口から発する言葉の重さを認識しようそう思ったスタッフ一同です。